損失回避性と埋没原価(サンクコスト)
- 2014/05/15
- 19:00

”損失回避性”と”埋没原価(サンクコスト)”という言葉はご存知でしょうか?
こんな場合にこの言葉を思い出します。
①某銀行に対しての追加予算のニュース、
②市町村など公共の施設を作り始めて、無意味と途中で気づいたとしても完了まで着手
一般的に日常でも起こっている
③行列にある程度の時間をかけて並んだので、途中であきらめるのは、嫌なので並び続ける
簡単に言うと
”損失回避性”=
損を認めたくない、損が怖い!今の状況や環境が、良い方向に進展(利益)していくよりも、
悪い状況(損する)ほうが、強く嫌だと思う傾向、心理状態を指します。
投資おいていうと、
”損失回避性”
により、投資家の利益確定は早く決断できるのに、損失確定(損切り)は遅くなってしまうことで説明できます。
また、
"埋没原価"=そこの時点までに費やしたコストや時間
を表します。
これからの将来は、そこまで費やした、労力やコストとは無関係にもかかわらず、
”せっかく、ここまでやったのに!”
”無駄になる!”
との思いが、客観的で正確な判断を狂わせるような状況が、日常起こります。
投資の際も、こういう心理状態があることを分かっていると、
より客観的に良い投資が可能ではないかと思います。
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